陸軍第十八飛行団 大正飛行場 (陸軍第十一飛行師団 大正飛行場)
所在 八尾市 空港 1 ほか
収録遺構 (6) 建物 1, 建物基礎 1, 飛行機掩体 2, 軍用地境界標 1, その他 1
実地調査 2007年 7月
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大正飛行場は、航空操縦士の養成を行う目的で 1938年(昭和13)に設立された阪神飛行学校を、陸軍が阪神地区に大型飛行場を開設するために接収し、第十八飛行団が使用する飛行場として1940年(昭和15)に開設し隣接する形で司令部が設置されました。
八尾は生駒山系に近いこともあって、標高差の問題から東方への離陸が難しいため、飛行場の設置には地形的な問題がありましたが、上空の気流が比較的安定していることや、周辺に建つ建造物が少ないことなどのメリットが重視されこの場所が選ばれたそうです。
1944年(昭和19)に入ると飛行団から飛行師団へ昇格し、終戦にいたるまで大阪・名古屋地区の防空任務につきました。
現在、跡地は八尾空港として活用され、小型の飛行機とヘリコプター専用の飛行場として機能しており当時の建物や格納庫の基礎部分などが残るほか、近畿地方では珍しい有蓋型の飛行機掩体を見ることが出来ます。
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