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 千葉県山武市の戦争遺跡一覧 収録遺構数:1 


陸軍近衛第三師団
抵抗拠点陣地


 所在
  山武市姫島 ほか

 収録遺構 (1)
  地下壕 1

 実地調査
  2010 5

 和泉:再訪するわよっ★
時期が悪かったようで、
 1箇所しか記録が出来ず
敗走しましたっ。東金の
構築例を見る限りでは、
この地区も数箇所という
生温い数ではないはずと
確信してるところです★






近衛第三師団は、1944(昭和19) 7月に留守を守る近衛師団の再編成により開設された師団でこの翌年に、第一総軍第十二方面軍に所属した第五十二軍の隷下に入り、本土決戦作戦に従事しました。

日本の敗戦をほぼ決定的にした1944(昭和19)
 6
月のマリアナ沖海戦の敗退で、アメリカ軍は「コロネット作戦」と呼ばれる、日本本土への上陸作戦を計画しました。その作戦の内容とは九十九里浜と神奈川県の相模湾より上陸して、首都圏の拠点を制圧しながら帝都に攻め入るというもので、九十九里浜には約 240,000人ものアメリカ軍が上陸を予定していました。一方、日本軍は「本土決戦作戦」を計画し、両海岸の防備にあたりました。この中で第五十二軍は、九十九里浜の防備を担当することになり隷下の近衛第三師団は、現在の東金市より横芝光町に至る地域の防衛にあたりました。防衛方針は、海岸後方の山に抵抗拠点となる陣地を展開させ上陸兵に対して狙撃・砲撃を行うというものでもし、火網を突破して上陸された場合、現在の国道 126号を使用して進軍するものと予想され国道に沿うようにして、背面の山にも側射用の陣地を展開させています。

これらの陣地は、本土決戦となる前に日本軍の敗北で終戦となったため、実際には使用されず山林内に放置されています。

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