戦争遺跡詳細 |
門柱
【所在】 中央区大阪城 (大阪城公園内)
【分類】 門柱
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大阪城の大手門付近に残存しています。
少し黒っぽい煉瓦で構築されており、重厚な 造りに見えます。残存状態も良好です。
現在は大阪城公園の清掃事務所通用門に活用 されています。
せっかくなので、兵器支廠の敷地内にあたる 清掃事務所内へ入れさせてもらいましたが、 遺構は特に発見出来ませんでした。ちなみに 戦後しばらくは、兵器運搬用として使用した トロッコの線路が残っていたそうです。
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軍用地境界塀
【所在】 中央区大阪城 (大阪城公園内)
【分類】 軍用地境界塀
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門柱を挟む形で左右に残存しています。
外枠とその内側で色分けされた煉瓦造りで、 残存状態も良好です。
門柱と同様に、清掃事務所の仕切塀として、 現在も活用されています。
なお、この塀の前には沢山の花壇がおかれ、 綺麗な花が沢山咲いており、景観や雰囲気が とてもいいです。 |
天津市政府 狛犬
【所在】 中央区大阪城 (大阪城公園内)
【分類】 その他
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大阪城公園を京橋口から入って、極楽橋へと 遊歩道を進んでいくと、歩道を挟む形で 2体 あります。
元々、この狛犬は中国の天津市政府の門前に 飾られていたものですが、1937年(昭和12)に 日本軍が天津市を空襲をした際に、爆発時の 風圧で台座から転げ落ち、それを持ち帰って 日本軍の戦意高揚のため開かれた「支那事変 聖戦博覧会」に展示し、その後は兵器支廠の 前に飾られました。
戦後、この狛犬を中国政府に返還する動きが あったそうですが、日中友好を深めるために 中国側からもう 1体が寄贈され、 2体がこの 位置に置かれて現在に至っています。
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