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 神奈川県小田原市の戦争遺跡一覧 収録遺構数:5 


傷兵院
箱根療養所

 (傷痍軍人箱根療養所)


 所在
  小田原市風祭

 収録遺構 (4)
  建物 3,
  地下壕 1

 実地調査
  2006 9
  2006年時点の詳細をご紹介します


傷兵院は、戦争などにより負傷したり、病気にかかって復帰出来なくなった陸・海軍の軍人に対し、十分な恩給を支給する一環として、その処遇を保護する目的で1906(明治39)に前身の廃兵院が東京の巣鴨におかれたことが始まりでその後、法律の改正に伴って「傷兵院」に改称されて、施設を拡大するため1936(昭和11)に小田原へ移し、終戦まで運営されました。

戦後は、国立箱根病院が引き継ぐ形で傷兵院は廃止されて現在に至り、病院内に当時の遺構がいくつか現存しています。なお、遺構の見学は患者さんのご迷惑にならないように配慮をして行うようにしてくださいね★


陸軍第八十四師団
抵抗拠点陣地


 所在
  小田原市小竹 ほか

 収録遺構 (1)
  地下壕 1

 実地調査
  2018年 12月
  (継続調査中)









第八十四師団は、1944年(昭和19)に姫路で編制された特設師団で、第一総軍の第十二方面軍に所属していた第五十三軍の隷下部隊です。

日本の敗戦を決定的にしたマリアナ沖海戦での敗退によって、アメリカ軍はコロネット作戦と呼ばれる日本本土への上陸作戦を計画します。その内容は、相模湾と千葉県の九十九里浜より上陸して東京に攻め入るというもので、これに対して日本軍は本土での決戦に備えるために、第五十三軍を相模湾から上陸された場合の沿岸防備に充て、その中で第八十四師団は小田原に司令部をおき周辺地域の防衛にあたりました。

現在、引き続き調査を継続していますが、小竹地区に洞窟陣地の残存を確認しています。


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