陸軍高射第三師団 高射砲兵第一二三連隊 東山高射砲台
所在 中央区葺合町
収録遺構 (11) 砲座 3, 建物基礎 3, その他 5
実地調査 2017年 3月
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高射砲兵第一二三連隊は、主に阪神地区の防衛任務についた高射第三師団に隷属する部隊で、1944年(昭和19)に編成されました。
東山高射砲台は、高射砲兵第一二三連隊が守備する防空砲台で、神戸周辺の防衛を目的として設置されたようです。
現在、砲台の跡地は山林となっており埋もれていますが 4箇所の砲座跡や、建物跡と推測する遺構群が残っています。 |
大阪海軍警備府 第十一警備大隊
所在 中央区 葺合町口城山 ほか
収録遺構 (2) 地下壕 2
実地調査 2019年 4月 (継続調査中)
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大阪警備府は、各軍港を統括した海軍鎮守府に準ずる海軍組織の 1つで、大阪都市圏の防備を目的に1940年(昭和15)に発足しました。
太平洋戦争の末期は神戸港一帯の防衛のために傘下部隊の第十一警備大隊が神戸市内に展開し司令部をはじめとした地下壕が 5箇所にわたり設けられていたようです。
これらの地下壕の詳細は判っておらず、現在も踏査を継続していますが口城山に地下司令部と推測する地下壕が残っているほか再度山の麓に地下壕とおぼしき痕跡を確認出来ています。
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川西航空機 甲南製作所
所在 東灘区青木 1
収録遺構 (2) 建物 2
実地調査 2017年 3月
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川西航空機は、前身である川西機械製作所から飛行機部が独立する形で1928年(昭和3)に設立した民間の航空機製作会社で、主に海軍で使う航空機を製造し、代表する製作機として「二式飛行艇」や「紫電改」などがあり、兵庫県内を中心に多くの製作所を抱えていました。
その中で甲南製作所は、海軍からの拡張要請を受けて1942年(昭和17)に開設され主に「二式飛行艇」を中心とする大型飛行機の組み立てが行われましたが太平洋戦争末期に受けた空襲で大半が消失し壊滅状態となりました。
現在、敷地跡の大半が新明和工業の甲南工場となっており面影がありませんが、当時の建物がわずかに残っています。
| 新明和工業の工場内には 組立工場と熱処理工場が 残っていますが 2棟とも ものすごく大きいです★
工場敷地の外側からでも 見える建物群ですので、 見学をお奨めしますっ★ |
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