川崎航空機工業 岐阜工場 和知地下軍需工場
所在 八百津町上飯田
収録遺構 (1) 地下壕 1
実地調査 2000年 2月
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川崎航空機工業は、神戸におかれていた川崎造船所からの分離独立によって 1937年(昭和 12) に設立された民間の航空機製作会社で、代表する製作戦闘機に三式戦闘機「飛燕」があります。川崎造船所からの独立に際して、それまでおかれていた各務原の分工場を岐阜工場とし、戦闘機の組立工場にしました。
太平洋戦争の末期は、防空対策と生産能力を維持するために設備を分散疎開させる目的で上飯田に地下工場が建設されますが、完成を見ずに終戦となりました。
地下工場は 3本の横穴壕で、このうち 1本が整備されており見学が可能です。 |