川西航空機 宝塚製作所
所在 宝塚市 駒の町 1 ほか
収録遺構 (1) 建物 1
実地調査 2016年 3月
|
|
川西航空機は、前身である川西機械製作所から飛行機部が独立する形で1928年(昭和 3)に設立した民間の航空機製作会社で、主に海軍で使う航空機を製造し、代表する製作機として「二式飛行艇」や「紫電改」などがあり、兵庫県内を中心に多くの製作所を抱えていました。
その中で宝塚製作所は、海軍からの拡張要請を受けて1940年(昭和15)に開設し、広い敷地に大小75棟の建物が設置されていたようですが、太平洋戦争の末期に受けた空襲で大半が消失し壊滅状態となりました。
現在、敷地跡の大半が阪神競馬場となっており面影がありませんが生産した動力銃架の試験に使われた試射場の付属建物が残っています。
|