東京都渋谷区の軍事遺跡一覧 収録遺構数：4

陸軍第一師団  代々木演習場  所在 　 渋谷区 　 神南 2 ほか  収録遺構 (3) 　 軍用地境界標 3  実地調査 　 2006年 3月 　  代々木演習場は 1909年(明治42)に第一師団の演習場として設置されました。 この演習場は 約 200,000坪もの広大な面積を持ち、隷下部隊によって兵科別の演習が絶えず行われ、その演習の激しさは草原だった土地が砂地に変遷してしまうほどで、巻き上げられた砂塵が周辺の住民を悩ませたそうです。 戦後、跡地はアメリカ軍に接収されて住宅地となりましたが、現在は日本に返還されて代々木公園となっており、小田急線の参宮橋駅付近と京王井の頭線の渋谷駅付近に、演習場の軍用地境界標がわずかに残存しています。  海軍経理学校  所在 　 渋谷区神宮前 1  収録遺構 (1) 　 その他 1  実地調査 　 2014年 3月 経理学校は、庶務や会計などを受け持つ主計科士官を養成するための教育機関で 1907年(明治40) に前身の主計学校からの改称により現在の築地に開校しました。 大正時代以降は関東大震災での被災を皮切りに数度の移転や、生徒の増加による校舎の増設が行われ1945年(昭和20)の閉校までに10,000人以上が卒業し、兵学校・機関学校と並び海軍を代表する「海軍三校」に数えられました。 現在、経理学校の建物などは残っていませんが東郷神社の境内に当時の正門の敷石が移設保存されています。

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