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 宮城県仙台市の軍事遺跡一覧 収録遺構数:16 


 陸軍第二師団
 歩兵第四連隊


 所在
  宮城野区榴ケ岡

 収録遺構 (2)
  建物 1
  軍用地境界標 1

 実地調査
  2016年 10月








歩兵第四連隊は、師団編成の前身にあたる仙台鎮台に隷属し、その後の改編をうけ第二師団の傘下となり1875年(明治 8)に兵営が榴ヶ岡に設置されました。

戦歴も古く、西南戦争をはじめ日清戦争日露戦争では主要な作戦に参加し戦果を出しており昭和に入ると満州へ出征して日中戦争の主要な作戦にも参加して帰還しますが、太平洋戦争で再び出征して、ガダルカナル島バリ島などの守備につき、その後はビルマに転進して終戦となりました。

現在は榴岡公園に変遷し、遺構が残ります。



 仙台陸軍幼年学校


 所在
  太白区三神峯 1

 収録遺構 (1)
  門柱 1

 実地調査
  2016年 10月
  (継続調査中)





幼年学校は、幼少時から陸軍の将校候補を養成するための教育機関で、大正時代の軍縮により廃止された仙台地方幼年学校が昭和時代に入り中国での戦局拡大にともない復活し、三神峯に校舎が新設されました。

ここでは13歳から16歳で入校した生徒に対し教育が行われ卒業後は予科士官学校に無試験で進学出来ました。

現在、学校の跡地は三神峯公園となっており、整地されているため面影が全くない状態ですが当時の門柱が残存しており保存されています。



 東北帝国大学
 科学計測研究所
 北山防空壕


 所在
  青葉区北山 3

 収録遺構 (1)
  地下壕 1

 実地調査
  2016年 10月








東北帝国大学の科学計測研究所は、科学計測に関する研究を目的として、1943年(昭和18)に創設されました。

太平洋戦争の末期は、数々の貴重な資料などを空襲で焼失させないように防空壕が北山地区に掘削されましたが、地下水が染み出したことで資料保管にむかず、実際には使われずに終戦となったようです。

現在、科学計測研究所は東北大学内の多元物質科学研究所に集約されて存続しており防空壕も御嶽三吉神社で管理され保存されています。



 仙台陸軍埋葬地
 (仙台陸軍墓地)


 所在
  青葉区小松島 2

 収録遺構 (5)
  墓標様 1,
  建物 1,
  その他 3

 実地調査
  2016年 10月











仙台陸軍埋葬地は仙台市に展開した陸軍部隊の戦没者や戦病没者の方々が埋葬されている陸軍墓地で、小松島からの移転により1876年(明治 9)に設置されました。

現在は、仙台市に移管されて常盤台霊苑となり納骨堂や個人・合葬墓などがありますが普段は入口が閉ざされているため、見学は外側からに限られます。



 東京第一陸軍造兵廠
 仙台製造所


 所在
  宮城野区
  南目館 1 ほか

 収録遺構 (7)
  建物 7

 実地調査
  2016年 10月
  (継続調査中)














仙台製造所は小銃・機関銃の弾薬類を製造した東京第一陸軍造兵廠の生産拡張を目的として、1941年(昭和16)に開設されました。

ここには、20ミリと12.7ミリの航空機関砲の弾丸を製造する4区画の工場のほかに養成所や本部・宿舎などがおかれていました。

現在、跡地は陸上自衛隊の仙台駐屯地をはじめトラックターミナルや物流倉庫などに変遷していますが、終戦直後の航空写真と比較する限り当時のものと考えられる建物が敷地の外側から見ることが出来ます。



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