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 栃木県大田原市の軍事遺跡一覧 収録遺構数:2 


 陸軍第十四師団
 金丸原演習場


 所在
  大田原市鹿畑 ほか

 収録遺構 (1)
  門柱 1

 実地調査
  2017年 6月






金丸原演習場は第十四師団に所属する部隊の兵科演習場として1912年(明治45)に設置されこれに隣接して演習に来た将兵のための宿泊施設がおかれていました。

昭和時代に入ると敷地の一部が所沢陸軍飛行学校の不時着場に指定されますが、演習場は終戦まで存続していたようです。

現在、敷地のほとんどが畑地に変遷しており面影が全くありませんが、将兵のための宿泊施設が設置されていた場所に門柱が残存しています。

 所沢陸軍飛行学校
 金丸原分教所


 所在
  大田原市南金丸 ほか

 収録遺構 (1)
  飛行機掩体 1

 実地調査
  2017年 6月






所沢陸軍飛行学校は航空機の操縦に従事する航空兵科の将校・下士官の教育を目的として1924年(大正13)に発足しました。

昭和に入ると、金丸原演習場の敷地の一部に所沢飛行学校の不時着場が設置されたことを皮切りにして飛行兵の拡充を目的に分教所が設置されました。その後は、母体が所沢から熊谷宇都宮と改編されましたが終戦末期は飛行学校を軍隊化したことにより編制された常陸教導飛行師団の拠点となりました。

現在、敷地のほとんどが畑地に変遷しており面影が全くありませんが、飛行機掩体が 1つ残存しています。



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