東京芝浦電気 川崎工場 茂木地下軍需工場
所在 茂木町茂木
収録遺構 (1) 地下壕 1
実地調査 2014年 2月
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東京芝浦電気は、重電機・軽電機の生産を行う民間企業として、1939年(昭和14)に東京電気と芝浦製作所の経営統合によって発足しました。
太平洋戦争に突入すると、国家の要請に応えて無線機や高射砲などの生産にも携わりますが、戦況が逼迫して本土空襲が激化したことにより川崎におかれていた工場の一部が茂木に疎開し高射砲の砲身を製造するための地下工場が掘削されました。
地下工場の一部は、2011年(平成23)まで会社の倉庫に使われていたようですが東日本大震災によって一部が崩落し、残念ながら全ての入口が封鎖されて現在にいたっています。 |