運輸通信省鉄道総局 米原機関区 機関車退避壕
所在 米原市岩脇
収録遺構 (1) 地下壕 1
実地調査 2020年 12月
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運輸通信省は、鉄道や運輸行政を管轄した国家行政機関の一つで、それまでおかれた鉄道省と逓信省が統合して発足し、この内部部門である鉄道総局が鉄道の運営を管理していました。
米原は東海道本線と北陸本線が合流する場所で北陸本線の起点であったことなどから機関区が設置され、多数の蒸気機関車が在籍しました。
太平洋戦争の末期は、兵士や弾薬などの輸送に不可欠な機関車を空襲から護るための地下壕が岩脇地区に掘削され完成前に終戦となりますが現在も 2本の壕が残存し、案内板が立てられて保存されています。 |