横須賀海軍鎮守府 第一特攻戦隊 岩井袋基地
所在 鋸南町岩井袋
収録遺構 (7) 地下壕 4, 建物基礎 1, その他 2
実地調査 2007年 5月
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第一特攻戦隊は、太平洋戦争の戦局が圧倒的に 劣勢となったことに伴って、本土決戦に備えて編成された特別攻撃部隊で、1945年(昭和20)に 神奈川県の三浦市に司令部がおかれました。
この隊が防衛する範囲は、主に房総半島と三浦 半島の南部とされ、上陸のため接近する艦船に 対し、水上特攻艇の「震洋」や、水中特攻艇の 「海龍」「蛟龍」・人間魚雷「回天」を配備し 特別攻撃を行うための本部基地が岩井袋に設置 されました。
ここには、第一特攻戦隊の傘下におかれていた 第十八突撃隊・第十一海竜隊・第十二蛟竜隊が 戦闘配備につき、岩井袋港を囲む形で横穴式の 特攻艇格納庫や調整場・発電室などが広範囲に 設置されていました。
現在、これらの多くは擁壁の一部となっており 見学が難しくなっていますが、特攻艇格納庫の 一部や、燃料庫・発電室に使用された地下壕が 残っています。
地下壕内には、ゴミや 鋭利物が散乱しており 危険です。足元に十分 注意してくださいっ★ | |
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