神戸製鋼所 上井工場 (神鋼兵器工業 伯耆工場)
所在 倉吉市海田東町
収録遺構 (5) 建物 5
実地調査 2018年 12月
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神戸製鋼所は、1905年(明治38)に開設された民間の鉄鋼メーカーで呉や横須賀・舞鶴などの海軍工廠から技術指導を受けて規模を拡大し、西日本地方を中心に多くの工場がありました。
その中で上井工場は、陸軍で使う銃砲の薬莢の製造を目的として1943年(昭和18)に片倉製糸紡績の工場を買収して操業が開始され、翌年の1944年(昭和19)に大垣・明石の工場とともに神鋼兵器工業として独立し伯耆工場に改称され終戦まで薬莢の生産が続けられました。
現在は神鋼機器工業の工場に変遷し、引き続き一部の当時の建物が活用されています。 |