陸軍航空総軍 屯鶴峯地下司令部
所在 香芝市穴虫
収録遺構 (3) 地下壕 2, その他 1
実地調査 2007年 12月
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航空総軍は、練習用の飛行機を含めて残存する陸軍保有の戦闘機を総結集させ、激化しているアメリカ軍の本土空襲に対し徹底的な特別攻撃(=特攻)を行うための最後の切り札として編成されました。この特別攻撃に出撃する戦闘機の指揮をとるための戦闘司令所の防空対策として1945年(昭和20)6月より屯鶴峯に地下司令部を構築する工事が開始されました。
地下司令部は非常に短期間で完成しましたが、実際には使われずに終戦を迎えており、現在は一部の坑道が地殻変動観測所に活用され内部に立入出来ない箇所があるものの、全ての坑道が良好な状態で残存しています。
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