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  陸軍第十飛行師団 藤ヶ谷飛行場

 遺構詳細

 軍用地境界標



 【所在】
  鎌ケ谷市
  軽井沢 1984付近

 【分類】
  軍用地境界標




軽井沢地区を南北に縦断する市道沿いに残存しています。

標柱はコンクリート製で、正面には明朝体で「陸軍用地」と大きく刻まれています。

現在、標柱は放置されているものの、周辺で整地をともなう開発は行われていないため、このまま残るものと思われます。

 関連地下施設



 【所在】
  鎌ケ谷市
  軽井沢 2136付近

 【分類】
  地下施設








鎌ケ谷市と白井市の境界付近に展開している住宅地付近に残存しています。

地下施設は全面コンクリート製で、鉄格子で封鎖されているため内部には入れませんが、ほとんどが露出している状態なので外部から構造を把握出来ます。長さ10mの坑道と長さ20mの坑道が、それぞれ最深部で接合されてL字形を形成しており、この南側に搬入口と思われる塹壕が残っています。

おそらく、何かを貯蔵する目的で構築された地下施設ではないかと推測しますが、資料がないので断定は出来ていません。ちなみに、この界隈に住んでいる人達の間では、これを頑丈な防空壕と呼んでいるようです★

和泉:う〜ん、難しいね〜・・う〜ん・・何だろう?
貯蔵庫と予想したけど
こんな構造はこの他に
例がないですね・・▲


特に、棚のような形を
構造をした坑道部分が
私の勘を狂わせます▲
でも、コンクリートで
構築されているから、
重大な物のはずです★

富貴:燃料貯蔵庫なのかな・・・

 塹壕群



 【所在】
  鎌ケ谷市
  軽井沢 2136付近

 【分類】
  その他











関連地下施設の直東と南側にかけて 5つ残存しています。

これらの詳細は全く判りませんが、最北部にあるものは壁面がコンクリートで固められ、地下施設の入口部分に接続しています。他の
 4つは、土を抉っただけの構造で、いずれも飛行場に向かって掘られていますが、途中で行き止まっています。また、下げ幅は 2m〜
 4mで、幅員も 2m〜 3mと広く、交通壕のようにも見えます。当時の遺構であることに間違いなさそうですが用途は断定出来ませんでした。違っている場合も十分ありますが、いくつか推測してみましたっ↓

@地下施設までの導入路で、最北部のものが
 完成形・残りは導入路が完成したものの、
 地下施設の構築段階で終戦となった。
Aここと飛行場を結ぶ軍道で、構築の途中で
 終戦となった。
B車を含む兵器類の秘匿場所で、この状態が
 完成形。
Cこれらは全て地下壕で、年月の経過により
 天井部分が陥没して現在の状態になった。

全然違っていたら大恥なのですが、可能性が高そうなのは@とBであると考えています。@の場合、上で掲載している地下施設は貯蔵目的ではなく、飛行場の中枢に関わる人的な要素が強そうです。Bの場合、燃料・物資・武器・弾薬の貯蔵や、軍用車両の格納などに使う目的があったと考えられます。皆さんもここを訪れて、ご自身の目で確認し、そして推測してみてください。こういうことも結構面白いと思いますよっ。実際に見て、私とは違った見解をお持ちになったら、是非教えてくださいっ!違った視点から考えることは、私にとって大事なことだと思っているので★

ちなみに、これらは山林内に放置されており簡単に見ることが出来ます。時間が出来たらここの現状図を作成して掲載する予定です★(はぁ〜、いつになることやら・・)

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