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 京都府城陽市の戦争遺跡一覧 収録遺構数:24 


陸軍第十六師団
長池演習場


 所在
  城陽市富野 ほか

 収録遺構 (7)
  門柱 1,
  建物 4,
  その他 2

 実地調査
  2013 12
  
2013年時点の詳細をご紹介します





長池演習場は、京都に展開した第十六師団の兵科演習を行う目的として1910年(明治43)に設置されました。

演習場の敷地は、現在の長池・富野に跨った広大な丘陵地となっており、演習に来る兵のための廠舎が敷地の南西側に設置され、演習期間中の仮兵舎に使われました。

戦後、敷地はアメリカ軍に接収されましたが現在は返還されて大半が陸上自衛隊の敷地になっています。この他、廠舎がおかれていた敷地は住宅地となっており、集落内に当時の遺構が少し残っています。

大刀洗陸軍飛行学校
京都分教所

 (陸軍第五十一航空師団
 第七練習飛行隊)


 所在
  城陽市平川 ほか

 収録遺構 (17)
  飛行機掩体 7,
  建物基礎 2,
  砲座 5
  その他 3

 実地調査
  2013 12
  
2013年時点の詳細をご紹介します



和歌葉:土製遺構がほとんどですがっ★ 
京都分教所の遺構は
久御山町に残存して
いますが、秘匿場が
城陽市に設置されて
いますよ★

大刀洗飛行学校は、下士官や少年飛行兵達に対して、飛行機の操縦方法や技術などを教育することを目的として1940年(昭和15)に設置された教育機関で、戦局に沿い飛行兵を拡充する必要が出てきたため、現在の久御山町に分教所が設置されました。

太平洋戦争の末期は、戦局の悪化に伴い飛行学校が軍隊化されたことで第七練習飛行隊が編制され、練習機による特攻の訓練が行われました。これに合わせ、空襲による航空機の損害を防ぐために、かなり飛行場から離れた城陽市も秘匿場所となり、土を盛っただけの飛行機掩体が急造されました。

これらは、古墳や神社の裏山などに構築したものが多く、現在も山林そのものが残存しているため、保存対策は行っていないものの、飛行機掩体を中心に遺構が残存しています。また、山頂に機銃を設置していたと思われる遺構もあるため、防衛部隊の展開があったか文献を継続調査中ですっ★

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