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 兵庫県姫路市の軍事遺跡一覧 (作成中ですっ) 収録遺構数:26 


 陸軍第十師団
 師団司令部


 所在
  姫路市本町

 収録遺構 (9)
  門柱 2,
  建物 1,
  軍用地境界塀 2,
  軍用地境界標 3,
  その他 1

 実地調査
  2016年 2月
  2016年時点の詳細をご紹介します









第十師団は、日清戦争の後に日本の軍備増強の必要性から新設された 6師団のうちの 1つで、1898年(明治31)に姫路で編制されました。

戦歴も古く、日露戦争では第四軍の隷下部隊として遼陽会戦沙河会戦奉天会戦に参加し、戦果を出しました。

昭和時代に入ると、満州事変日中戦争により満州に駐留しましたが、その後の太平洋戦争で連合軍の進行に備えるため太平洋方面に配置が変更されフィリピンのルソン島の守備にあたり奮闘しますが壊滅状態で終戦となりました。

現在、敷地跡は賢明女子学院や淳心学院などに変遷しており、当時の遺構が残っています。



 陸軍第十師団
 歩兵第三十九連隊


 所在
  姫路市本町

 収録遺構 (1)
  軍用地境界標 1

 実地調査
  2016年 2月






歩兵第三十九連隊は第十師団に隷属する部隊で1898年(明治31)に編成されました。

その後は日露戦争に出征して主要作戦に参加し凱旋帰還の途につきますが、昭和時代に入ると満州へ再び出征し、日中戦争の主要作戦を経て太平洋戦争ではフィリピンの防衛任務につき、アメリカ軍の猛攻により部隊は壊滅状態となり終戦を迎えました。

現在、兵営の跡地は市立白鷺中学校や好古園・県立姫路聴覚特別支援学校などに変遷し面影がありませんが、敷地の南西端にあたる姫路城の埋門跡付近に軍用地境界標が 1つ残ります。



 陸軍第十師団
 野砲兵第十連隊


 所在
  姫路市峰南町

 収録遺構 (3)
  建物 3

 実地調査
  2016年 2月

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野砲兵第十連隊は、第十師団に隷属する部隊で1897年(明治30)に大阪から転営し姫路市内に新設された兵営に入りました。

その後、第十師団とともに日露戦争に出征して主要作戦に参加し凱旋帰還の途につきますが、昭和時代に入ると満州事変を皮切りに出征し、日中戦争の主要作戦に参加後、太平洋戦争ではフィリピンの防衛につきますが、アメリカ軍の猛攻で壊滅状態となり終戦を迎えました。

現在、兵営の跡地は陸上自衛隊の姫路駐屯地になっていますが当時の遺構が残っています。



 姫路陸軍兵器支廠

 (陸軍第十師団兵器部)


 所在
  姫路市本町

 収録遺構 (4)
  建物 2,
  軍用地境界塀 2

 実地調査
  2016年 2月

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姫路陸軍兵器支廠は、大阪の兵器本廠に隷属し第十師団に関係する兵器弾薬・材料の購買や、これらの貯蔵・修理を行う機関として1899年(明治32)に設置されました。

1918年(大正 7)に入ると、各師団内に兵器部が設置されたことで廃止され、その後は第十師団兵器部として終戦まで機能が存続しました。

現在、跡地は市立美術館や浄心学院・県立姫路東高校などに変遷していますが、当時の建物のほかに軍用地境界標や塀の一部などが残存しており、見学することが可能です。

 陸軍第十師団
 高岡演習場


 所在
  姫路市山吹 1 ほか

 収録遺構 (3)
  軍用地境界標 3

 実地調査
  2016年 2月
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高岡演習場は、姫路市内に展開した第十師団の兵科演習場として設置されました。

演習場内には射撃場が構築されており、部隊の射撃演習場として終戦まで存続しました。

現在、敷地跡は市立高丘中学校や関西電力姫路変電所などに変遷しており面影がありませんが北西端付近に軍用地境界標がわずかに残存し、見学することが可能です。



 姫路陸軍衛戌病院

 (姫路陸軍病院)


 所在
  姫路市本町

 収録遺構 (2)
  軍用地境界塀 1,
  軍用地境界標 1

 実地調査
  2016年 2月

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姫路衛戌病院は、第十師団の司令部が姫路市におかれたことで設置された病院で1898年(明治31)に開院しました。

昭和に入り、姫路陸軍病院に改称されて太平洋戦争の終戦まで医療機関としての機能が存続しその後は厚生省に移管され国立姫路病院となり独立行政法人国立病院機構姫路医療センターに改称されて現在にいたっています。

残念ながら当時の建物などは消失していますが敷地の南東端付近に塀の一部と軍用地境界標が残っています。

 姫路陸軍埋葬地

 (姫路陸軍墓地)


 所在
  姫路市名古山町

 収録遺構 (4)
  軍用地境界標 1,
  その他 2,
  墓標様

 実地調査

  2016年 2月
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姫路陸軍埋葬地は、姫路市内に展開した部隊の戦没者や戦病没者が埋葬されている陸軍墓地で兵営から西へ少し離れた場所におかれました。

当時の敷地面積は約65,000平米ありましたが終戦後に姫路市へ移管されたことにともなって縮小し、現在は名古山霊苑の 1区画内に将兵の墓標様が集約されています。

このほか、埋葬地の遺構として軍用地境界標や灯篭が残っており、見学することが可能です。

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