三鷹航空機工業 小比企地下軍需工場
所在 八王子市小比企町
収録遺構 (1) 地下壕 1
実地調査 2005年 10月
地下壕は思った以上に 自壊が進んでいるので 完全に埋没してしまう 可能性が高いです・・
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地下工場の多くは稼動に 水が必要とされるので、 河川を背にした台地下に 掘削するケースが非常に 多いですよ★
頭の片隅に入れておくと 発見が容易になることも ありますっ♪ |
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三鷹航空機工業は、飛行機エンジンを製造した民間の企業で、1933年(昭和 8)に創業し三鷹にその工場がおかれていました。
1945年(昭和20)に入ると本土空襲が本格化し政府は航空機の生産減少防止対策をうち出して航空機製造工場の分散疎開が開始されました。三鷹航空機も航空機エンジンの生産を維持する目的で小比企丘陵に横穴式の地下工場の建設が開始されました。しかし、計画坑道の約10%に相当する12本の坑道を掘削したところで終戦となったため、実際に使用されませんでした。
現在、地下壕は山林内に放置されているもののほとんどが自壊して埋没状態ですが、このうち数本の壕は内部に入ることが可能です。なお、山の一部は牧場となっているため、立入が制限されますので見学には注意してくださいね★
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