陸軍造兵廠東京工廠
福岡派出所
(東京第一陸軍造兵廠
第三製造所
福岡工場,
東京第一陸軍造兵廠
川越製造所)
所在
ふじみ野市
福岡 1 ほか
収録遺構 (7)
建物 1,
軍用地境界塀 2,
軍用地境界標 3,
その他 1
実地調査
2007年 12月
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福岡派出所は、東京の十条台に設置されていた陸軍造兵廠東京工廠の精器製造所の規模拡大を目的に1936年(昭和11)に開設されました。
翌年の1937年(昭和12)に入り組織が改正され精器製造所から火具部門が独立し第三製造所が発足すると福岡派出所も所属となり福岡工場に昇格し、さらなる用地拡大が行われました。
ここでは、主に銃弾や雷管の製造を行っており設置当初は約 1,000名程の工員規模でしたが、生産能力の拡大により増員が続けられ1942年(昭和17)の組織改正で第三製造所から独立して東京第一陸軍造兵廠直轄の川越製造所になると約5,000名の工員と109棟の工場を抱えるまで大きくなりました。
現在、敷地跡地は上野台団地や福岡中央公園・日本無線の工場などに変遷していますが当時の遺構がわずかに残っています。最近までは日本無線の工場内に当時の建物が数多く残っていたようですが、老朽化のために全て取り壊されてしまっており、記録が間に合いませんでした▲
この他、ふじみ野市立上福岡民俗資料館内には周辺で出土した工具箱や、陶製の手榴弾などの遺物が展示されています。 |
