熊谷陸軍飛行学校 下館分教所 (宇都宮陸軍飛行学校 下館分校, 宇都宮陸軍教導飛行師団 下館飛行場)
所在 筑西市藤ヶ谷 ほか
収録遺構 (10) 飛行機掩体 4, その他 6
実地調査 2022年 10月
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他の情報サイトによると 当時の弾薬庫が残存して いるようなのですが発見 出来ませんでしたっ▲
詳細をご存知の方は是非 教えてください (-人-) | |
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熊谷飛行学校は、下士官や少年飛行兵に対し飛行機の操縦方法や技術などの教育を目的に1935年(昭和10)に現在の熊谷市に開設された教育機関で、戦局に沿って飛行兵を拡充する必要が出てきたため現在の筑西市に分教所が1939年(昭和14)に設置されました。その後、さらなる飛行兵の拡充によって宇都宮市内に宇都宮飛行学校が開設されると管轄が変わりその分校となりました。
1944年(昭和19)以降は、太平洋戦争の戦局が悪化したことで学校は閉鎖されて軍隊化され新たに編制された宇都宮陸軍教導飛行師団の拠点として施設が使用され、特攻を行うため振武第五十七特別攻撃隊と振武第五十八特別攻撃隊が沖縄方面へ出撃していきました。
終戦後、敷地は食糧増産のために農地として払い下げられたため、当時の遺構はほとんど消失していますが、わずかに門柱跡や飛行機掩体などが残存しています。 |